フレスコ画の歴史 Histry of Fresco
古代からルネサンス、そして現代へ。


「フレスコ(fresco)とは「新鮮な」という意味のイタリア語で英語のfreshにあたります。これはフレスコ画の技法が漆喰壁が生乾き(新鮮な)の間に描き上げる事からこう呼ばれるようになったと言われています。
フレスコ画は壁画の技法のひとつとして発展してきました。古代ローマ美術(紀元前6世紀~)のほとんどが壁画であり、その多くはフレスコ画とされています。
11世紀後半からキリスト教教会の装飾美術としての壁画はフレスコ画が主流となり、ヨーロッパ各地で多数制作されました。
美術史上、最も華やかなルネサンス期、フレスコ画は隆盛を極めます。1420年頃からイタリアの各地に続々と制作されていきます。これらの作品はフレスコ画の集大成と言ってもよいでしょう。